ここでは明晰夢を長引かせる方法を書いていきます。これらを実行することによって、数秒間で終わるはずだった夢を、長く記憶に残る体験にすることができるかもしれません。下記はStephenLaBerge氏による夢安定化テクニックと自分の経験からなる手法です。

多くの人は初めての明晰夢は数秒間しかもちません。テンションがあがりすぎて起きてしまうのです。夢を安定化させて長引かせるには、このようなテクニックを使って自覚を強める必要があります。そうすることによって、自分が明晰夢を見ようとしていることを思い出しやすくなり、夢の中を探検できるようになります。

明晰夢を長引かせる方法

1.落ち着く

走りまわっって「これは夢だ!」と叫びまわるのを、できることならば避けましょう。リラックスすることにって夢は安定します。

2.手と手をこすりあわせる

動作は脳の意識を刺激して、覚醒を防ぐ効果があります。

3.手を見る

手を目に近付けて、ディテールをよく見てみましょう。

4.「明晰化せよ」と命令する

大きな声で口に出して命令すると、夢のシーンが瞬時にクリアになります。

5.数学計算をする

3+3等の簡単な足し算を頭の中でやってみることによって、脳の論理的な部分を刺激することができます。夢から意識が遠のいていきそうなとき(色やディテールがぼやけてきたとき)に使うと効果的です。

6.ぐるぐるまわる

回転することによって自意識を安定化させることができますが、夢が真っ暗になってしまうこともあります。

7.後ろに倒れる

これは2番の動作で脳を刺激する方法と同じ原理です。

私の最長の明晰夢

夢を長引かせる方法を知ってからは、可能性が爆発しました。完全に目覚めている意識でどこにでも行けて、なんでもできる遊び場みたいな感覚です。驚くほど明快な夢を引き延ばすことができるようになりました。

私の明晰夢は長いときは一時間くらい続くことがあります。それはたまに、もっと長いシナリオの一部ということもあります。
過去には一度の夢で、悪夢を抜け出し、宇宙に行って戻ってきて、古代文明にタイムスリップし、豪邸の中を探検し、壁を通り抜けて山谷の上を飛びまわり、ピアノを弾いて、おいしい料理を食べたことがあります。この間ずっと意識があり、自分の思う通りに夢を進めることができました。

夢を長引かせるためには、これらのテクニックを知っておくことがとても重要です。夢の中で夢だと気づいたときは、まずリアリティチェックを2回行い、そのあとにできるだけ多く夢安定化テクニックを実行することを習慣にするべきです。数秒間しかかからないことですが、劇的な効果を発揮します。